Annie's Song / 緑の風のアニー (John Denver / ジョン・デンバー)1974

You fill up my senses

Like a night in a forest

Like the mountains in springtime

Like a walk in the rain

Like a storm in the desert

Like a sleepy blue ocean

You fill up my senses

Come fill me again

きみは僕の感覚を満たしてくれる

それは森のなかの夜のように

それは春の山々のように

それは雨のなかの散歩のように

それは砂漠のなかの嵐のように

それは眠っている青い海のように

きみは僕の感覚を満たしてくれる

さあ もう一度 

僕を満たしておくれ

 


Come let me love you

Let me give my life to you

Let me drown in your laughter

Let me die in your arms

Let me lay down beside you

Let me always be with you

Come let me love you

Come love me again

さあおいで 僕を愛しておくれ

きみに人生を捧げるよ

きみの笑顔の海で溺れたいんだ

きみの腕のなかで死にたいんだ

きみの隣で横たわりたいんだ

きみといつも一緒にいたいんだ

さあおいで 僕を愛して

もう一度 愛しておくれ

 


You fill up my senses

Like a night in a forest

Like the mountains in springtime

Like a walk in the rain

Like a storm in the desert

Like a sleepy blue ocean

You fill up my senses

Come fill me again

きみは僕の五感を満たしてくれる

僕のまわりの自然が息づいてる

夜の森の静けさを感じる

春の山の息吹を感じる

雨のなかを歩く気持ちよさを感じる

砂漠の嵐の激しさを感じる

青い海の雄大さを感じる

きみといると

自然に感謝し畏敬の念を感じるんだ

さあ 

僕をもっと感じさせておくれ

もっときみを愛させてほしいんだ

 


"Annie's Song" was written as an ode to Denver's wife at the time, Annie Martell Denver. Denver "wrote this song in July 1973 in about ten-and-a-half minutes one day on a ski lift" to the top of Ajax Mountain in Aspen, Colorado, as the physical exhilaration of having "just skied down a very difficult run" and the feeling of total immersion in the beauty of the colors and sounds that filled all senses inspired him to think about his wife.

緑の風のアニー(英名 Annie's Song)は、デンバー自身が作曲と作詞を行った。この曲は、アルバム「バック・ホーム・アゲイン」(英名 Back Home Again)に収録され、1974年に RCAレコードから発売された。Milt Okunがプロデューサーを担当し、演奏時間は2分58秒である。1974年7月、2週間に渡って全米ナンバー1ヒットを記録したこの曲は、デンバーにとって2回目の全米ナンバーとなった曲でもある。イギリスにおいても、ナンバー1ヒットを記録した。

緑の風のアニーは、当時ジョン・デンバーの妻であった Annie Denver (旧姓 Annie Martel) に捧げた叙情詩(じょじょうし)である。 Annie は、アメリカのミネソタ州スリーピーアイ出身である。ミネソタ州の New Ulm 近郊の州立公園を二人で散歩していたとき、デンバーは周囲の景色の素晴らしさに感嘆しつつ、同時に妻のことに想いをはせながら、数分の内にこの曲を書き上げたとされる。この曲が流行するようになって以降、多くの人々の間で結婚式の際頻繁に演奏されるようになったり、相手に愛情を表現するための代わりに利用されるようになったりした。その理由は、この曲が聞き手の想像力に素晴らしく訴えるだけでなく、歌詞が誰にとっても普遍的な意味を含んでいるからである。ただし歌詞の中には、Annie という名前は一言も出て来ない。